ビカクシダが病気になりました[褐班細菌病]
我が家のビカクシダ、
エレファントティス×
アルシコルネ・マダガスカルが
褐班細菌病になりました。
[P.elephantotis x P.alcicorne var.madagascar]
向かって左側の胞子葉に
黒い斑点があります。
写真を撮影した日は2020年の4月初旬。
実は2月頃から
このような症状が出ていましたが
あまり気にしていませんでした。
見た目的に変化が少なかったので。
しかし、
このあと温度と湿度帯が上がる
夏に移行するにつれて、
症状が徐々に増していくのでした。
侵食されていく過程をご覧ください。
1か月後の
5月初旬の様子。
暖かくなり本格的に外管理に。
(2階ベランダ管理です)
この時も特に症状も変化ない感じ。
そして、
半月後の5月中旬。
この時も斑点に特にかわりなく、
貯水葉も成長している様子でした。
さらに半月後の
6月初旬
この頃より、
斑点が増えてきたように思いました。
斑点自体も、ヒョウ柄のような感じ。
さすがに違和感を感じ、
なんの病気かわかりませんが、
他のビカクに広がるのが怖いので
とりあえず、
この株にベニカXを噴霧しました。
(効果はありませんでした)
そしてさらに、
半月後の6月中旬。
広がってるー!
基本的に
夏場の水やりはドボンしているのですが
他のビカクに感染しないよう
この子だけは別管理にしました。
水を切る時も、水はねして
他の子にかからないように心掛けました。
斑点はやはり、
ヒョウ柄みたいな感じです。
不幸中の幸いで、
対の胞子葉や貯水葉には感染していません。
炭疽病も疑いましたが
なんだろうか。
ここで胞子葉のカットも考えましたが
ビカク自体はちゃんと成長してるので
カットによる成長のSTOPを恐れ
もう少し様子を見る事にしました。
そして、さらに半月後の
7月上旬
拡大している。
なんか穴もあるし。
斑点の真ん中が1カ所破けました。
流石に怖くなってきました。
しかし、
まだ順調に成長しているので
カットせず放置。
放置してはいますが
やはり気になるので
症状に近い症例をネット検索。
ビカクに関する経験が
無さ過ぎて全然わかりませんした。
黒星病?
でも斑点の
模様がちがうよなー
植物の病気の判断って
ほんと経験値が必要だと実感。
初心者にはネットや本の
参考写真だけでの判断は不可です。
悩みながらも、
そのまま経過観察しました。
そして、さらに1か月後の
8月上旬。
この頃には、
かなり黒ずみも濃くなり
範囲も広がってきました。
あかん!
さすがに放置できずカット。
結局、なんの病気が分からずじまい。
そこで、
最近インスタグラムのLIVEで
勉強させて頂いている
有識者の方に病気の経緯や
症状の写真を送り
質問させていただきました。
その方に何かご迷惑をかけるといけませんので
お名前は伏せさせていただきますが著名な方です。
ちゃんと対応してくださり
ほんと感動しました。
素晴らしい方です。
ありがとうございました。
症状を見る限り
”褐班細菌病”ではないかという
答えを頂きました。
褐班細菌病とは
高温期や低温気の植物が弱っている
時期に細菌が繁殖するみたいです。
窒素(N)過多の肥料を施肥した場合や
密な状態で多湿の環境下で発症するとのこと。
症状が出だした2月を思い返してみると
2月は狭いビニール温室に
かなりの数のビカクを詰め込んでました。
加湿もしていましたし、
なによりこの株は水苔を多めにしたので
さらに多湿気味だったのでは?と
思い当たることがいくつかありました。
肥料に関しては
基本的に寒い時期は施肥はせず、
たまに活力剤を当てる程度でしたので
窒素過多ではないと思います。
対処方法も、
発症した葉をカットするしかないようで
あとは株自身の抵抗力を上げるというか
元気にすることが重要みたいです。
もうカットは済ませたので、
あとは水苔の量の見直しです。
とりあえず今は暑すぎて
コンポストを入れ替えるのは
怖いので、様子を見ながら
育てていきたいと思います。
。
。
。
っとまぁ
いつもならこんな感じで
ブログが終わるのですが
今回は、終わりではありません。。。
なんと、この株に
新たな症状が現れるのです!
いやーーーー!
堪忍してーー!
それがコレ↓
[本日の朝の様子]
今度は貯水葉!
色素が抜けたような
黄色の斑点と茶色の斑点!
観察してみると
始めに少し黄色くなり、
そのあと茶色に変色してます。
これも、褐班細菌病かな?
始めは、
ほんの少しだったのに。
2週間もしないうちに
写真のような水玉模様に!
貯水葉全部は、
厳しいよなぁ(泣)
一難去ってまた一難。
ビカクも人生と一緒です(汗)
さて、どうしましょかね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
それでは。