ステマリアが炭疽病!?胞子葉が黒い件
これは以前(冬)に
ビカクシダ・ステマリアの胞子葉が
黒くなった時のお話です。
体験記録としてこのブログに
残したいと思います。
ちなみにこの時は温室管理です。
Platycerium stemaria
[2020年2月中旬頃]
実はこの状況になる
1週間ほど前にから小さな黒いシミを
見つけていたんだけど
胞子葉の成長スピードが良かったので、
見て見ぬふりをしていました。
しかし、
成長と同等のスピードで黒いシミが
広がるではないですか!
もうこれは
タイムアウトを取らずにはいれない状態。
”あの時”の安西先生の気持ちがよく分かる。
スラムダンクの湘北vs山王戦で
桜木の違和感を感じていたけど
タイムアウトをとらずに
どんどんよくなるプレーを見ていたい
安西先生と同じ気持ち(笑)
ビカク達の指導者失格です。
[上の写真の次の日の様子]
めっちゃひどくなってるーーー!
悩んでいたら
ビカク愛好家の方から
アドバイスをもらえました。
ありがとうございます。
その方いわく
もしかすると、炭疽病ではないかと…。
すぐにGoogle先生に相談です。
炭疽病について調べまくりました。
ふむふむ。なるほど…。
症状が一致する。
炭疽病かも。
ここから先は
炭疽病と仮定して考えていきました。
炭疽病を簡単にまとめると
”カビで、高温で多湿を好む”とのこと。
とりあえず処置の方法はわかりました。
調べた結果、
僕が行うべき事は
隔離+カット+殺菌でした。
なのでとりあえずステマリアを
温室から隔離。
そして、
駄目な葉を根元ギリギリでカット。
その後、殺菌剤をスプレー。
殺菌剤にはベンレートを使用しました。
いつも間違えます。(笑)
僕はベンレートをよく使います。
板付けの時に痛めた場所や
カットした部分など。
植物にダメージを与えた場所から病気が
発生しないように予防的に使ってます。
悪くなることもあるようなので
使い方が難しいです。
炭疽病は水分や風で回りに
影響もあたえるようなので
温室内の他のビカク達にも予防の為に
ベンレートをスプレーしました。
[カット&殺菌直後の様子]
とりあえず処置完了。
ビカク愛好家の方から
”乾燥気味にするのが良いよ!”と
アドバイスをもらったので
サーキュレータの風をあてました。
[処置より4日目のステマリア]
なんとか大丈夫そうです。
黒い点々は出てきていません。
もう一つの胞子葉もちゃんと
成長してくれていますし。
あとは病気の直接的な原因が
わかればいいんですけど…。
でもじつはこのステマリア、
数か月前にもよく似た症状がありました。
なのでこの時で炭疽病は2度目。
その時は何も考えずカットしていました(汗)
しかし何故このステマリアだけ。
何故このコだけ。。。謎が深まるばかり。。。
炭疽病に2回以外にも
貯水葉も小さいし、
チリチリしてるし変色も。
この子はお迎えしてから
ずっと不調な気がする(泣)
なので
じーっとステマリアを観察。
そして
水苔を触ってみると何やら違和感!
不調や炭疽病の原因は水苔?
異様にふにゃふにゃしている水苔。
そして、中からコバエ達が。。。
もしかしてと思い
水苔を剥がしていくと
根がジメジメしている。
根は伸びてるけど、ふにゃふにゃで
すぐちぎれ、あきらか腐ってる感じ。
根腐りですね、はい。
(写真撮り忘れました)
これなら温室内の他の子が炭疽病にならず
この子だけ炭疽病になったのが想像できます。
他のビカクシダより抵抗力が弱り
そこに炭疽病の原因となる菌(カビ)が
温室内に侵入し、ステマリアだけ感染。
他の子は根腐りしてないので抵抗力があり
菌が侵入しても病気にならないのでは?
なんとなくですが、こんな気がします。
間違ってたらすいません。
根腐りの原因は
おそらく水苔の量が多かったのと
水やりのタイミングを
失敗していたと思います。(水分過多)
あきらかに僕の経験不足が原因。
もう手遅れかもしれないですが
諦めず仕立て直しました。
ここはダメ元で乾燥重視の
スッキリスタイルに。
根の環境が悪いとビカクに色んな反応が
出てくるんだということを改めて実感。
SOSを出してくれてたのに
ほんとごめんやでー。
ちなみに
ブログを書いている現在は5月。
この子は生存してくれています。
しかし
根腐りのダメージが大きかったのか
成長がSTOPしてます。
写真撮り忘れてますが、
今度撮影したらアップしたいと思います。
とりあえず
成長点は元気そうなので、
いつか動いてくれることを信じて
経過観察していきたいと思います。
それでは。
●このステマリアの
成長記録の続きはこちら